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zoom RSS テッカマンブレードの不遇と功績

<<   作成日時 : 2017/08/26 08:22   >>

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取り敢えず、テッカマンブレード関連ブログの最後は本作品の魅力とその後の功績を振り返ろうと思います。
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非常に凝った構成
本作の魅力はシリーズ構成のあかほりさとる氏と関島眞頼氏と共同で考えた展開で、宇宙からDボゥイが落下する(1話)→Dボゥイは地球で新たな仲間を得心を開く(2話~21話)→敵に捕らわれていた妹と再会するも既に余命幾ばくもなくかつての弟と仲間達によって無惨に惨殺される(21~26話)→復讐に燃えるDボゥイは戦い続けるも肉体に限界を迎えブラスター化を決意(27話~38話)→しかしブラスター化は様々な副作用を起こし記憶喪失や寿命を縮める危険性もあった(39~46話)→最終決戦で勝利するも満身創痍で再び地球へ落下する(最終3部作)
丁度26話を頂点にするアーチ構造の展開で、様々な伏線が上手く嚙み合い、特に第24話「引き裂かれた過去」でやっと物語の発端である「起」の部分が語られたのは脱帽でした。

重厚な音楽・洗練されたメカデザイン・実力派スタッフの集結
本作品の魅力を更に申し上げれば和田薫氏の重厚なBGMで、当時のSF作品は軽快なBGMが多かっただけに、悲劇的なストーリーを盛り上げ、佐山義則氏の手掛けたテッカマン達は植物をモチーフにしており、エビル=毒花、レイピア=開花前の蕾だそうで、脚本・シリーズ構成のあかほりさとる・関島眞頼の両氏、キャラクターデザインのtomo名義の湖川友、作画にはOP詐欺と揶揄された大張正己氏、ガンダム、イデオン、マクロスでミサイルアクションを見せた板野一郎氏、監督のねぎしひろし氏等々実力派スタッフが集結していました。

新人とベテランを上手にミックスした声優
主人公・Dボゥイには当時新人だった森川智之氏が起用され、
ねぎし作品の常連・松本保典氏と良くコンビを組む林原めぐみ女史の起用、現在は舞台女優に転向した横山智佐女史、中原茂、飯塚昭三、故・鈴置洋孝、堀内賢雄等の各氏、ラダム側は若本規夫を始め、飛田展男、島香裕、小杉十郎太、横尾まりの各氏に加え、テッカマンエビル=相羽シンヤに子安武人氏が起用され、当時子安氏はスランプに陥り声優廃業を考えていましたが、エビルと伝説の勇者ダ・ガーンのセブンチェンジャーの二役でスランプを乗り越えました。
また、ゲストの麦人、故・水谷優子、辻谷耕史、故・本多知恵子、池田勝、土井美加と豪勢なキャスティングでした。

様々な不遇が付きまとったブレード
しかし、ブレードが不遇だったのはテレ東系列でバラバラの放送時間帯だけではなく、1992年が空前絶後のTVアニメの当たり年だった年で、
日本テレビ系 ママは小学四年生、コボちゃん
TBS系 DRAGON QUEST・ダイの大冒険
フジテレビ系 ツヨシしっかりしなさい、幽々白書
テレビ朝日系 クッキングパパ、スーパービックリマン、クレヨンしんちゃん、美少女戦士セーラームーン、南国少年パプワくん
テレビ東京系 ゲンジ通信あげだま、元気爆発ガンバルガー、姫ちゃんのリボン
と、ヒットした作品だけでも凄まじく、コケた作品もそこそこ実力があった年で、ブレードはかなり不利な状況だったと言え、アニメ誌でもそこそこ記事は扱われたものの、メディアミックスの漫画版を連載していた雑誌は二誌とも廃刊、プラモデルもブレードがグッドデザイン賞を受賞するも、売上不振でブレード、エビル、ソルテッカマン、ブラスターブレードの4点で打ち止め、ソフビで発売予定だったペガスは発売中止になりました。
不遇は更に続き、竜の子の台所事情で作画が不安定、流血描写等の残酷描写と、中盤のゲストでDボゥイの妹・相羽ミユキのHな変身シーンが災いし、それが妙な方向で受け、94~95年にリリースされた続編OVA・宇宙の騎士テッカマンブレード2で女性テッカマン3人が変身シーンで脱ぐ事態に発展し、ファンの間から黒歴史にしたいと否定的意見が占めました。
残酷描写と女性テッカマンのHな変身シーンが災いし、98年に制定されたテレ東チェックに引っ掛かり、テレ東では二度とブレードは再放送不可能になり、このままマイナーなアニメになる…筈でした。

ブレードが残した功績
ブレードの作品的成功を受け94~95年に掛けて続編・宇宙の騎士テッカマンブレード2が製作され、当初は本編から2年後の世界を描く予定でしたが、内容に難があり、10年後の世界に変更され、作風が本編と正反対だった為賛否両論の評価となりました。
また、93~94年に新造人間キャシャーンをリメイクしたOVA・キャシャーン全4話が、94年に科学忍者隊ガッチャマンをリメイクしたガッチャマン全3話が、97年に破裏拳ポリマーをリメイクした新破裏拳ポリマーがそれぞれリメイクされましたが、ポリマーは全3話の予定が2話で打ち切りとなりました。

思い掛けない再評価
時は流れ21世紀に入り2005年夏当時のGBA新作ゲームでスーパーロボット大戦シリーズの新作ゲームだったスーパーロボット大戦Jでフルメタルパニックシリーズと共に宇宙の騎士テッカマンブレードも参戦する事になり、ユーザーを驚かせました。フルメタルパニックシリーズのボン太くんと共に注目され、原作アニメの悲劇を回避したり悪化させたりするスパロボマジックはブレードにも適用され、原作中盤で死亡するテッカマンレイピア=相羽ミユキと終盤で戦死するバルザックがそれぞれ条件付きで生存する事になり、当時のファンは救われた気持ちだったでしょう。
続くKでもテッカマンレイピア条件付き生存に加え、結局死亡するものの、テッカマンエビル=相羽シンヤが正気を取り戻し、ミユキにクリスタルを託して囮になり散る展開も用意され、本作でもテッカマンランスはテッカマセランスぶりを発揮し、バンプレオリジナルのミヒロ・アーカーディガンにボコボコにされ、精神コマンドをフル発動したフルメタルパニックのガウルンにボコられたりとJ以上に酷い目に遭います。
そんなテッカマセランスも活躍のネットではソード、アックスと共に鬱展開をぶち壊す「鬱クラッシャーズ」で、そこで漸くテッカマンランス=モロトフは活躍の場を得ました。
スパロボで興味を持った方々も是非本編を視聴して欲しいです。

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